Ace Combat 04 - Shattered Skiesのレビュー
美術は、戦を描かれた枠で語る。飛行の任務のあいだ、冒険は静止した挿絵で止まる。漫画の頁のようなそれは、地上で、飛行の名手を憧れる一人の子を追う。空中の行動より親密なこの図の対位が、争いを、人間的で遠い眼差しに根づかせる。図像はこうして、操縦席の戦いの冷たさを、これらの物語の一齣の温もりに対置する。
映画的なオーケストラと胸を打つ高鳴りを織り交ぜ、小林啓樹の音楽は、思いがけない劇的な荘厳さで空中戦を昇華させる。胸に迫る「Blue Skies」と英雄的な主題が、どの任務も一大スペクタクルへと変える。フライトゲームでは稀なこの交響的な広がりが、シリーズを長く刻む。
物語は、空の戦を地上から見つめる。プレイヤーが争いの流れを覆す精鋭の操縦士を演じるあいだ、物語は並行して、孤児となった一人の子を追う。初め、空を制する敵の名手に魅せられ、やがて、それが吹き込む恐怖に刻まれる。この二重の視点が、上から見た英雄の伝説を、下で戦を被る者たちの実感に突き合わせる。
戦闘機のコックピットに座れば、その操縦は親しみやすいシミュレーションと手に汗握るアーケード性のあいだで稀有な均衡を保っている。鋭い旋回、複数ロックオン、空中戦のいずれも今なお抜群に見やすい。多彩なミッションと張り詰めたテンポは、コントローラーを握れば今でも目が回るほどだ。古びたテクスチャもあるが、この飛翔の手応えは少しも色あせていない。