Apollo Justice: Ace Attorney Trilogyのレビュー
カプコンは法廷のライトモチーフの技をさらに磨く。オドロキには闘志の主題、みぬきにはいたずらっぽいファンファーレがあり、追及の場面は脱線していく尋問のように張りつめる。劇的なオーケストレーションとシリーズへのレトロな目配せのあいだで、音楽は真相の暴露を句切り、裁判のテンポを支える。三作をまとめることは、記憶に残るモチーフ集を束ねることでもある。
三つの事件、三つの時代、そして恩師の影から抜け出さねばならない奇抜な髪型の若き弁護士。埋もれた悲しみ、隠された真実、誰もが綻びを抱える証人たちを、演劇的な尋問が暴いていく。法廷の逆転劇、皮肉の効いたユーモア、弁護士同士の温かな絆が、今なお鋭く心に刺さる脚本を生んでいる。