Assassin's Creed II - Game of the Year Editionのレビュー
フィレンツェの屋根の上から陽光あふれるカリブ海まで、驚くほどの広がりをもつ歴史の再現──どの時代も、めまいがするほどの細部へのこだわりとともに甦る。建築の一貫性と練り込まれた光が、歴史を豪奢な遊び場へと変える。広大で丁寧なこの視覚的野心が、歴史オープンワールドを定義する。
イェスパー・キッドの手による音楽が、アンビエントの音層、霊妙な合唱、ルネサンスの響きを織り交ぜ、エツィオのイタリアを彩る。胸を打つ憂いをたたえた崇高な「Ezio's Family」は、たちまち讃歌となった。洗練され雰囲気豊かなこの音の個性は、シリーズ屈指の美しさを誇る。
家族を殺される現場を目にしたルネサンス期フィレンツェの青年が、復讐を遂げるためアサシンの道を選ぶ。実在の歴史、テンプル騎士団の陰謀、そして修練を綯い交ぜにしながら、物語は主人公に胸に迫る人間味を与える。忘れがたきエツィオに支えられたこの躍動する絵巻が、シリーズの語りの野心を再定義した。
フィレンツェとヴェネツィアの屋根をよじ登り、暗殺を計画し、ルネサンスの只中の引き込まれる陰謀へ飛び込む——この一作は、カルトとなった公式の礎を築いた。パルクールの滑らかさと、動きの自由の喜びが、最初の一歩から引き込む。豊かで没入感があり、見事な作り込み。歴史オープンワールド冒険の頂だ。
大聖堂や屋根を駆けのぼってシンクロし、群衆に紛れてから隠し刃で仕留める一連の流れが、次の目標へと誘い続ける都市の自由を生む。契約や宝箱、集めるべき羽根が探索を絶えず再開させる。尾行任務にはやや退屈さも漂うが、パルクールの優美さとルネサンス世界の濃密さが長く心を捉えて離さない。
第二作の最も完全な版であるこのゲームオブザイヤー版は、追加のDNAシークエンスを原典のキャンペーンと併せて収める。謎解きや羽根、契約に加えて新規ミッションがルネサンスの旅をさらに厚くする。すべてを味わう理想形であり、その評価を支えている。