Beatles, The - Rock Bandのレビュー
リヴァプールのクラブからサイケデリックな夢の風景まで、ビートルズの足跡をたどる映像の旅──どの曲も、それぞれ異なる芸術的演出をまとう。アニメーションの豊かさと背景の創意が、豪奢なオマージュを捧げる。色彩豊かで丁寧なこの視覚演出は、音楽ゲームの枠を超えていく。
ボーカル、ギター、ベース、ドラムが一堂に会し、本作はバンドで演奏するロックの名曲の選曲によって、居間を舞台へと変える。これらのカルトな楽曲をともに再現することは、抗いがたい集団的高揚をもたらす。分かち合うために選ばれたこの音楽の大盤振る舞いが、仲間とのリズムゲームの楽しさを再定義した。
本作は、バンドの遊べる伝記のように読める。年代順に進み、下積みの地下クラブからテレビ局へ、熱狂の競技場から屋上での最後の演奏へ、各会場が彼らの歴史の一段を刻む。演奏会をやめるにつれ、面はスタジオの年月を象る夢幻の場面へ傾く。物語は、通り抜ける場所によって、あるバンドの変遷を語る。
ビートルズの最も名高い楽曲を演奏し、その軌跡を追体験する——郷愁の美に包まれた映像の中で。このリズムゲームは、伝説のバンドへの真のラブレターだ。声を重ね、共に奏でることが、稀有で人を結ぶ感動をもたらす。丁寧で気前がよく、深く胸を打つ。単なるゲームを超えた、大勢で味わう音楽体験だ。