Beautiful Katamariのレビュー
心地よくはじけた三宅優とその客演陣の音楽は、ジャズ、ラウンジ、サンバ、J-POP、突拍子もない合唱を、多幸感あふれるパッチワークのなかに織り交ぜる。どの曲も、途方もない創意で、作品の歓喜に満ちた不条理に寄り添う。陽気に分類不能なこのカルトなサウンドトラックは、作品そのものと同じくらい名高くなった。
クリップから街ひとつまで、通り道のすべてを巻き込むねばつく塊を転がす——この不条理で催眠的な発想が、唯一無二の満足をもたらす。みるみる大きくなる塊が、より巨大なものを飲み込んでいくさまは、奇妙なほど痛快だ。色鮮やかで風変わり、耳に残る音楽に包まれた、優しくも抗いがたい腕試しのパズル。心ゆくまで味わえる一本だ。