BlazBlue - Continuum Shift Extendのレビュー
稀なほど繊細な手描きの高解像度スプライト、燃え立つ演出、丁寧なアニメ調デザイン──アークシステムワークスが2D格闘の頂を刻む。アニメーションのなめらかさと色彩の輝きが、戦いのひとつひとつを引き立てる。生き生きと洗練されたこのグラフィックの妙技が、スタジオの卓越を受け継ぐ。
石渡太輔の手による音楽は、過剰なヘヴィメタルとシンフォニックロックを吼えさせ、闘士の一人ひとりに燃え立つボーカル主題を散りばめる。リフの力強さが、決闘の様式化された怒りに寄り添う。スタジオの代名詞たるこの灼熱の音の個性が、抗いがたい気概で、ひとつひとつの攻防を奮い立たせる。
エクステンドは周縁に声を与えて壁画を完成させる。追加章はレリウスや、素描に留まっていた脇役たちの筋を追い、新規勢のためにカラミティトリガーの出来事を辿るモードまで備える。複数の結末、人工の分身、蒼を巡る可能性の戦争。総体としての物語がようやく通読できる。
コンティニュアムシフトの決定版として作られた本エディションは、三人の新たな使い手とさらに充実したストーリーモードを加え、この章を隅々まで味わえる最も完全な内容を備える。磨き上げられたトレーニングモードと刷新されたオーバードライブが鍛錬に報い、ソロの遊びと拡張されたオンライン環境が、シリーズの愛好家が今も基準と呼ぶ長寿命を支える。