Crisis Core - Final Fantasy VIIのレビュー
野村による丁寧なデザインの映画的アクションRPG、再現されたミッドガル、まばゆい演出──本作は、携帯機としては舌を巻くほど豊かなサイエンス・ファンタジーを広げてみせる。豪奢なムービーと戦いのなめらかさが、どの場面も引き立てる。洗練され丁寧なこの視覚的野心が、PSPの限界を押し広げた。
石元丈晴の手による音楽が、エレキのロック、オーケストラ、そしてayakaの心揺さぶる「Why」を織り交ぜ、ザックスの悲劇を支える。尖った「The Price of Freedom」から心打つ主題まで、どの曲も心を打つ。激しく胸を引き裂くこの音の豊かさが、前日譚を感情の頂へと押し上げる。
『ファイナルファンタジーVII』の胸を打つ前日譚として、冒険は、その友情と犠牲が一つの伝説の運命を決定づける、理想に燃える若き兵士を追う。物語は、ファンが知っているはずの出来事に、悲劇的な光を投げかける。忘れがたい結末に支えられ、シリーズの信奉者にも、新参者にも等しく胸を打つ。
リアルタイム戦闘を重ね、マテリアを合成し、DMWのリールに運を託す流れが、サブミッションのたびに見返りを約束するループを織りなす。ザックスの成長、召喚、数百もの短いクエストが「あと一つ」の欲求を再燃させる。スロットのリールシステムは賛否を分けるが、物語への愛着と手なずけたファーミングが強く心をつかむ。
『ファイナルファンタジーVII』の出来事の前のザックス・フェアを追うことは、テンポのよい戦闘、DMWシステム、そして数百のサブミッションに富んだアクションRPGを繰り広げる。本筋を進め、任意の内容を探り、マテリアを最適化する時間は、長く費やされる。ファンに称えられるこの太っ腹さが、RPG好きが味わう寿命を差し出す。