Devil May Cry - HD Collectionのレビュー
この編集は一つの様式の三つの年代を並べて置く。城とステンドグラスの伊太利亜ゴシックである第一作、南国的な過剰さの第二作、そして工業的な塔の第三作。質感は磨き直されても模型の稜線は当時のままで、美術が裏切られずに老いていく様が見て取れる。
続けて聴けば三作は一つの漂流を語る。第一作のゴシックな管弦楽と合唱から、次第に重さを増すロックを経て、ボス戦をサビが彩る第三作の歌ものメタルへ。盤を跨ぐたびに、日本のアクション作品が西洋の音楽語彙を少しずつ取り込んでいく過程が聴き取れる。
粋なベルトアクションの礎を築いた三つの冒険が一堂に——悪魔の群れを相手に、華麗なコンボとミリ単位の回避をつなぐ。郷愁が、損なわれぬアクションの楽しさと混ざり合う。評価システムを使いこなしてSランクを目指す快感が、痺れる満足をもたらす。切れ味鋭く気前がよく、妙技のために作られた、カルトシリーズを再発見する理想の詰め合わせだ。