Diablo IIIのレビュー
ブリザードはここで異端を貫く。ゴシックに色彩を持ち込むのだ。トリストラム大聖堂のステンドグラスは深紅を滴らせ、最終幕の空は燃え上がり、油彩のように塗られた背景は炭色の地下牢より祭壇画に近い。闇は対比から生まれる。黄金の空の下の虐殺は、暗い地下室より冷たい。
ラッセル・ブラウワーは永遠の戦争を対立する聖歌で編成する。天上界には大聖堂のラテン語聖歌隊、燃える地獄には圧し潰す金管と鍛冶場の打撃、その狭間の聖域には戦火の通り道となる村々の不安な弦。各幕が身廊と地下聖堂と業火を持つ、音の建築だ。
魔物の群れを粉砕してますます輝く装備の奔流を集める流れが、次の強さの段階へ常に押し上げる催眠的な戦利品の循環を始動させる。ビルドの最適化とリフトの厳選が各ランに報いる。反復こそ核だが、殲滅の触覚的な快感と終わりのない成長が、各セッションを中断しがたくする。
手続き生成されるルートの収集こそが、この地獄行脚の醍醐味だ。四つの幕は舞台を整えるにすぎず、本当の遊びは装備集め、スキルの練り込み、難度の上昇のなかで始まる。能力の異なるクラスが再挑戦を誘い、オンライン協力がセッションを結び、パーマデスのハードコアが緊張を研ぎ澄ます。この中毒的な循環が、屈指の時間泥棒という確固たる評価を築いた。