Disgaea D2のレビュー
ごく最初の作の直接の続編となる本作は、ラハール、エトナ、フロンという原点の一味を、この機に描き直して連れ戻す。美術は再会の札を切る。今風に整えられた見慣れた姿、それと分かる魔界、第一作の舞台への目配せ。装いのすべてが郷愁を育み、常連に、勝手知ったる地への帰還を差し出す。
佐藤天平は、原点の音楽を引用してこの帰還に寄り添う。第一作ディスガイアの主題を編み直し、ラハールの動機を取り上げて今風にし、常連が最初の数音で気づく繰り返しを置く。楽曲は記憶に賭ける。新たな装いというより、連続の音の糸を織り、まるで魔界が古い調べを口ずさむのをやめたことがないかのようだ。
ラハール初登場の直接の続編たるこの冒険は、若き魔王を、どこからともなく現れた妹との騒動へと連れ戻す。相変わらず不遜なまま、物語は今度は血の絆と、認められたいという願いを掘り下げる。初期からのファンを喜ばせる、いたずらっぽい原点回帰だ。
シリーズの常軌を逸した仕組みへ再び潜り、レベルを積み、めまいのする数字を目指して各システムをいじり倒す行為が、最後の一戦への欲を延々と煽る。チームの最適化とアイテム界の探索が執念に報いる。数字の上積みは初心者を戸惑わせるが、戦術の奥深さが、手放しがたい吸引力を放つ。
ラハールのネザー帰還は名目にすぎず、その先で華麗な育成が待つ。積層ダンジョン、アイテム探し、めまいを誘う数値成長が、限界の見えないやり込みを再び開く。風変わりな笑いが作業の重さをほぐし、また一周を促す。この機構的な大盤振る舞いが、戦術好きの間で輝きを保たせる。