Doomのレビュー
ミック・ゴードンが築いたのは、虐殺のテンポにぴたりと脈打つジェントとインダストリアル・メタルの壁だ。分厚いシンセ、シンコペートしたリフ、叩きつけるベースが各アリーナを暴力的なライブに変え、隠れるより突っ込むよう駆り立てる。この音の攻撃性はリブートの個性と切り離せず、今なおゲーム音楽におけるメタルの基準であり続ける。
隠れるのではなく突っ込む。それがあらゆる戦闘を駆動する発想だ。絶え間ない移動こそ原動力で、乱戦に飛び込み悪魔を処刑し、的確なグローリーキルで体力を取り戻す。テンポは決して落ちず、視認性も申し分ない。Switch版は鮮明さで少し妥協するが、手にすればその狂騒は完璧に保たれている。