Dragon's Crownのレビュー
ヴァニラウェアによる手描きの壁画、奔放なシルエットの主人公たち、細部で埋め尽くされた背景──画面はまるで、動くヒロイック・ファンタジーの挿絵のようだ。色彩の豊かさと2Dアニメーションの繊細さが、目を奪う。濃密でバロックなこの絵画的な華麗さは、2D表現の珠玉と称される。
崎元仁とベイシスケイプの手による音楽が、絵物語のような美しさをたたえた、バロックで英雄的なオーケストラを繰り広げる。どのダンジョンも、どの戦いも、作品の美意識に忠実な、おとぎ話のような荘厳さとともに立ち上がる。豪奢で洗練されたこの交響的な広がりが、この中世の冒険を最初から最後まで昇華させる。
冒険は、戦士、アマゾン、魔法使い、エルフ、ドワーフ、魔女という六人の原型的な英雄に支えられ、そのどれもがヒロイックファンタジーの紋切り型を体現する。物語は同じ、竜の王冠を求める探索、忘れられた洞窟、揺らぐ王国だが、この眼差しのいずれかを通して生きられる。この原型の戯れは、剣と魔法の物語の古典的な図像を、臆さず引き受ける。
仲間とともに敵の大群を切り裂き、戦利品と財宝を拾い、再びビルドを磨きに出る行為が、ベルトアクションRPGの熱を再燃させる。面は戦利品や隠し分岐のために進んで遊び直せる。背景の反復はやがて目につくが、豪奢な絵づくりと成長の奥深さが、プレイのたびに心を掴む。
目を奪う美しさを誇るヴァニラウェアのベルトアクションは、ダンジョン反復でこそ本領を発揮し、ランダムな戦利品とレベル上げが何度も潜らせる。対照的な六職、混沌の迷宮、四人協力が再プレイ性を幾倍にも広げる。歯応えある周回と絵画的な味わいが、今も求められる逸品にしている。