Dragon's Dogma - Dark Arisenのレビュー
途方もない怪物、自然な光、敵意ある広大な世界をもつ西洋のダークファンタジー──冒険は、説得力ある広がりの叙事詩をつくる。よじ登る巨人との戦いと環境の豊かさが、見る者を圧倒する。濃密で丁寧なこのアートディレクションが、稀なほど濃いヒロイック・ファンタジーを支える。
叙事的なオーケストラと、意表を突くB'zの「Into Free -ダンガン-」を織り交ぜ、音楽が、モンスター狩りを壮大なスペクタクルの高みへと引き上げる。巨大な獣との対決の一つひとつが、奮い立たせる英雄的な荘厳さとともに立ち上がる。大胆で丁寧なこの音の広がりが、ダークファンタジーの冒険の高揚を昇華させる。
巨人の背によじ登り、ポーンが戦いを助けるあいだに弱点を打つ行為が、開けた世界の奥へと常に押し進める壮大なアクションを生む。クラスの強化と夜の魔物狩りが大胆さに報いる。多少の往復がテンポを重くするが、戦いの激しさと与えられた自由が、長く心を捉える。
もとより広大な世界に、新ボスと高位の戦利品で満たされた苛烈なダンジョン『ビターブラック・アイル』が加わり、やり込みを遥か遠くへ押し広げる。巨獣によじ登り、ポーンを練り、強くてニューゲームで再び挑む遊びが、エンドロールの先まで長さを伸ばす。全要素を一枚に束ねた本作は、シリーズの定番となった。