FIFA 16のレビュー
作り直された守護神が、この版の大きな視覚の主題だ。より機敏で見やすく、独自の身のこなしで飛び、起き上がり、弾き返し、最後の砦にようやく存在感を与える。傍らでは、ドラフトの仕組みが引いて組む選手のカードを見せ、稀少度の色をまとう収集の装いを広げる。美術は、ゴールの間の男と、カードの陳列とを等しく手入れする。
収集モードの音が、ここでは別格の位置を占める。カードの一束を開け、ドラフトの引きを当て、チームを揃える。どの段階にもジングル、短い吹奏、得た稀少度に合わせた鈴がある。この褒賞の典礼は、ピッチのざわめきとは異なり、試合の外で過ごす長い時間、編成を組むメニューを刻む。音楽は、試合と同じだけ待ち時間を彩る。
ドリブルと守備への気配りが、一つひとつの動作を勝ち取る舞台を研ぎ澄ます。だが底が見えぬほど時間を吸い込むのは、カード収集と尽きぬ挑戦を擁するアルティメットチームの仕組みだ。複数シーズンのキャリアとオンライン大会が全体を締めくくる。収集と競争のこの結びつきが、変わらぬ愛着を物語る。