Freedom Fightersのレビュー
絵は路面の高さで読み解かれる。ひっくり返した車と土嚢で組んだ防塁、内壁の壁紙まで覗ける裂けた建物、通路と化した非常階段。とりわけ、背後に従う仲間の数は目で数えられ、人数の揃った一団は画面の埋まり方をまるごと変えてしまう。
曲は流用された讃歌のように書かれる。短く角ばった、皆で唱和できそうな旋律が、意図して貧しい伴奏の上に置かれる。この素朴さが、組織された軍隊ではなく、その場で立ち上がる民衆の運動という像を据える。だからこそ、まれに訪れる管弦楽の高まりが逆に胡散臭く響く。
クリス・ストーンは配管工であり、物語は彼に軍歴を捏造したりしない。指導者になったのは、その場に居合わせ、一度行動し、他の者が付いてきたからだ。前進は奪った土地ではなく、説き伏せた人の数で測られる。占領は火力の優位ではなく、手本の伝染によってほどけていく。