Guilty Gear Striveのレビュー
アークシステムワークスの偉業。一枚一枚手描きと見まがうほど完璧に陰影をつけた3D。インクの effects、映画的なスロー、象徴的なポーズが、あらゆるK.O.を動く漫画の一コマに変え、対戦ものの視覚的基準を塗り替える。
石渡太輔は歌入りのハードロックを痛快なまでに過剰へと押し進め、対戦のひとつひとつをエレキの興行に変える。咆哮するギター、声を限りに歌い上げるサビ、闘士たち自身を語る歌詞。音楽は試合の張り詰めたテンポに食らいつき、プレイヤーの攻めっ気を煽り立てる。メタルと格闘のこの結婚はシリーズの代名詞だが、これほど壮大に鳴り響いたことはない。
パッドを握った瞬間に違いがわかる。一撃の重み、投げの炸裂感、そして攻めと同じくらい間合いが物を言う。ストライヴのシステムは読み合いが明快で、的確な読みが大ダメージに直結し、ロマンキャンセルが奥深さを守る。ロールバックネットコードのおかげでSwitchでもオンライン対戦は実に滑らか。この計算された激しさは今も色あせず、現代の対戦格闘の基準であり続けている。