Guilty Gear Xrd - Signのレビュー
舌を巻く技術の妙技──3Dが、燃え立つポーズと非の打ちどころのない描線で、2Dアニメを完璧に模倣する。アークシステムワークスは、奥行きとセルシェーディングの作風の、前例なき融合を成し遂げる。洗練され革命的なこのグラフィックの妙技が、アニメ格闘ゲームのあり方を再定義する。
石渡太輔の手による音楽が、咆哮するヘヴィメタルのリフと荒れ狂うソロで、ひとつひとつの対戦を痺れさせる。闘士の一人ひとりが自らのロックの讃歌を持ち、画面いっぱいのライブのように攻防の激情に貼りつく。シリーズと切り離せないこの灼熱の音の個性は、いまも格闘好きを奮い立たせる。
物語は、人類が生み出した生体兵器ギアが制御を失った未来へ沈み込む。賞金稼ぎソル=バッドガイがその起源の謎を追い、ラムレザル=ヴァレンタインが、より高き意志の名のもとに攻勢をかける。濃密で抒情的な筋は、科学と魔法と聖戦が絶え間なく絡み合う、ロックの神話を広げる。
Xrdリブートの第一章にあたる本作は、立体感あふれる印象的な2D表現を打ち出し、キャンセルとリスクテイクに根ざした攻撃的なシステムを支えている。各キャラクターは個性の際立った、手応えあるスタイルを備える。後続のアップデートに比べればやや内容は控えめだが、対戦好きが今も評価する堅牢なゲームの土台を築いている。
発売時十五人のファイター。だがその技巧の高さゆえ、一人を極めるだけで練習モードに何時間も要する。筋立てられたストーリーが、競技的なオンライン対戦と並んで肉付けされた物語を広げ、戦闘の奥行きが時とともに機微を露わにする。キャンペーンの長さ以上に、この習得の厳しさが、長く遊べる一本にする。