Halo Warsのレビュー
見下ろし視点がシリーズの図像体系そのものの作り直しを強いる。三十メートル上空から見分けられねばならないため、輪郭は誇張され、肩当ては広がり、砲塔は大きくなり、部隊色は際立つ。一方でムービーはアニメーション工房に託され劇場作品の質感を帯びる。この落差が幕間を褒美に変える。
スティーヴン・リッピーはシリーズの音の約束事を、一兵士ではなく軍隊のために書き直す。合唱は残るが今や集団の動きに奉仕し、打楽器は絶え間なく生産を続ける基地の拍を刻む。警報、攻撃の合図、命令の受諾音が第二の層をなし、指揮は目と同じだけ耳で執られる。
物語は三部作の二十年前へ遡る。人類がフォアランナーの遺構を掘り当てながら、その意味を何一つ理解していなかった時代だ。機関の犠牲を独断で決めたスピリット・オブ・ファイアの艦長と乗組員は、救援の当てもないまま宇宙を漂うことになる。勝利ではなく兵站の敗北で閉じる稀な前日譚だ。