Lara Croft Tomb Raider - Legendのレビュー
この再起動は、ララを、対照の際立つ行き先を巡る世界漫遊者にする。墓所の連なりだけはもう終わりだ。主人公は、ネオンに囲まれた東京のオフィスビルから、密林に沈むボリビアの遺跡へ、英国の館から、雪のカザフの地へと跳ぶ。
音源は、その反応する筆致で際立つ。定まった曲を繰り出すのではなく、楽譜は行動に応じてその場で組み直る。繊細な跳躍には軽くなり、敵の出現には一気に張り詰め、銃撃のただ中で膨らみ、静けさが戻ると引く。ララのわずかな所作をも、気配りある伴奏者のように追うこの層をなす音楽が、冒険に最も近く貼りつき、その緊張の高まりの一つ一つに寄り添う。