Legend of Manaのレビュー
稀なる繊細さの水彩で描かれた背景。輪郭の溶けたパステルの遠景、おとぎ話の生き物、絵本から抜け出たような柔らかな光。丁寧に修復された古き絵画のようなこの美学が、世界に時を超えた童話の魅力を与える。
下村陽子がここで届けるのは、民族的な響きと、ほとんど現実離れした美しさの旋律で織り上げた、彼女屈指の魅惑的な楽曲だ。一曲ごとがこのモザイクのような物語を音の水彩画として彩り、全体に漂う郷愁の優しさが、忘れがたい旅の伴侶にしている。
世界は自ら置く断片から組み上がる。アーティファクトの配置が地図を描き、依頼の順は player のものだ。三つの大筋、伝説の武器鍛冶、園芸、モンスター育成、素材栽培がほぼ無限の副次活動を編む。この急がぬ穏やかな自由が、散策好きにとって遊びの寿命を伸ばす。