Lost Vikings, Theのレビュー
シリコン&シナプスは三人のバイキングを影の形だけで描き分ける。盾を構えた大男、痩せた弓使い、髭面の剣士。周囲の世界は原始の洞窟、ピラミッド、配管だらけの工場、宇宙船と極端に趣を変え、面と面のあいだに挟まる小さな漫画が、その笑いを最後まで押し通す。
世界ごとに音の色が割り当てられている。洞窟には原始的な打楽器、ピラミッドには東方の音階、工場では機械音そのものが拍に変えられ、宇宙船では冷たい持続音が流れる。考え込む時間が長い作品だけに曲は短く、意図して反復的だ。それでいて耳障りになる曲が一つもないのは、なかなかの離れ業だ。