MadWorldのレビュー
鮮烈な白と黒に切り詰め、赤く噴き出すのは血だけ──本作は漫画から、その荒々しいインクと激しい対比を借りてくる。一つひとつの処刑が、惨劇のさなかでも見やすいパンクなコマのように切り取られる。過激で洒脱なこのグラフィックの大胆さは、本機でついぞ並ぶものがなかった。
約束事に逆らい、音楽は、白黒の本作の過剰で様式化された暴力に寄り添う、猛り狂うヒップホップとラップの楽曲に賭ける。重いビートと尖ったフロウが、獰猛なユーモアとともに混沌を煽る。他では見られないこの鋭い音の個性が、体験の独自性のすべてを成す。
物語は、娯楽番組の風刺を最後まで押し進めたものである。一つの区画が封鎖されて撮影場に変えられ、住人たちは意に反して出場者となり、語りの役目を担うのは実況の二人だ。規則を説明し、提供元を持ち上げ、死者をからかう。終盤はこの問いを裏返す。誰がこの見世物を仕組み、なぜ主人公が登録されたのか。
赤い飛沫が走るくっきりとした白黒の中で、敵の群れを斬り、潰し、串刺しにする——この超暴力的なベルトアクションは、唯一無二の美学とひねくれたユーモアを堂々と打ち出す。リモコンが、一振りで派手な処刑を発動させる。猛烈なテンポと心躍る過剰さが即座に引き込む。洒落ていて荒々しく、猛烈に独創的。ほかにない発散だ。