Mario & Luigi - Superstar Sagaのレビュー
すべては二人の兄弟の動きに懸かっている。間の抜けた姿勢、大げさな表情、どちらが打たれたかで変わる反応。跳躍物より小さく取られた絵柄は、動きの振れ幅の大きさでそれを補う。二人技はどれも、掛け合いの寸劇のように演出されている。
音楽は滑稽な吹奏楽の調子をまとっている。跳ねる金管、手風琴、動きよりも笑いの間に合わせて置かれる軽い打楽器。戦闘では押した拍に応じる律動の層が重なり、連係を決めることは、音楽の脇ではなく音楽と同じ拍で演奏することを意味する。
マリオとルイージを二人一組で、それぞれの兄弟を別々のボタンで操り、探索とターン制バトルを、おかしくも歯ごたえのあるタイミングの妙技へと変える。うまく決めたカウンター、ミニゲーム、秘密が腕前に報い、前へ進みたい気持ちをかき立てる。多少の往復はのしかかるが、このユーモアと二人操作の妙には、変わらぬ牽引力がある。
豆の王国を巡る旅は、軽妙な掛け合いや探索のしがいある町、二人の連携を活かす謎解きダンジョンが続き、たっぷり時間がかかる。タイミング重視の戦闘や新たな兄弟技、コミカルな仕掛けが進行を心地よく引き延ばす。笑いと奥深さの両立が、初代マリオ&ルイージを長く愛される理由にしている。