Mario Kart Wiiのレビュー
陽光きらめく浜辺からクッパの工場まで、色彩にあふれたコースは、どのカーブでも祭りの空気を漂わせる。混戦のなかでも見やすさは完璧に保たれ、それぞれのマリオの世界が固有の個性を守る。陽気で丁寧なこのグラフィックの気前のよさは、いまもコントローラーを握れば的を射る。
祝祭的で心躍る音楽が、ラテンのリズム、軽快なロック、陽気な金管を織り交ぜ、どのコースにも奔放な熱量を与える。速さとアイテムの混沌のために練られた主題が、アドレナリンと同じだけ上機嫌を煽る。陽だまりのようなこの音の大盤振る舞いが、レースの熱狂を見事に彩る。
コーナーでドリフトし、最終ラップで青い甲羅を放ち、ハンドルでもパッドでも、時にはバイクで走る——この一作は、最大十二人で、カートの陽気な混沌を極限まで押し進める。いたずらアイテムと近道が、いつでもレースをひっくり返す。オンラインでもローカルでも対抗心が燃え上がる。即座で気前がよく、たまらなく楽しい。祝祭のレースの頂点だ。
カーブでドリフトし、絶妙なタイミングで甲羅を落とし、最終ラップで順位を一つもぎ取ることが、絶えずもう一戦やりたい欲求を呼び起こす。カートやバイク、キャラクターの解放がカップごとに報いてくれ、オンラインが挑戦を無限に引き延ばす。アイテムの運要素は苛立たせもするが、大人数で遊べばこの混沌としたレースは凄まじく何度でも楽しめる。
32コースの攻略に始まり、四つの排気量クラスで全カップ三つ星を狙う作り込みが長く続く。キャラやカート、バイクの解放、タイムアタックの追求に加え、最大十二人のオンライン対戦が寿命をほぼ無限に延ばし、今なお遊ばれ続けている。