Mass Effect 3 - Special Editionのレビュー
画面づくりは終末の語法を引き受ける。煙の垂れ込めた空、腹を裂かれた都市、灰と火災の橙へ傾く色調。初期作の明快な色からは遠く離れている。敵の機械は船というより建築物として設計されており、地上から見上げたときにその大きさが本当に体感できるようになっている。
アナログシンセとオーケストラを織り交ぜ、音楽が、瞑想的な「Vigil」から宇宙戦まで、レトロフューチャー的な色合いの叙事的なSFを紡ぐ。どの世界も、銀河の広大さと選択の重みを呼吸する。雄大で霊感に満ちたこの音の個性が、三部作のスペースオペラを昇華させる。
リーパーが銀河を蹂躙するなか、一人の司令官が、絶望的な最後の戦のため、敵対する種族たちをまとめ上げねばならない。選択の一つひとつが重みを持つ三部作の総決算として、物語は戦友の絆、犠牲、そして胸を引き裂くジレンマを綯い交ぜにする。賛否を呼んだ結末はあれど、その叙事詩的な気高さと別れは、RPGに刻印を残した。