MotorStorm - Apocalypseのレビュー
豪奢な風景のなかのオフロードレース、跳ね上がる泥、まばゆい自然光──本作は、荒々しい美しさの車両のカオスを広げてみせる。地形の変形と演出のエネルギーが、息をのむ生命力をつくる。躍動的で丁寧なこの視覚演出は、本機の見せ場であった。
この三作目は祭りを、災厄の只中で崩れゆく街へと移し、音楽は単なる再生表であることをやめて破局に合わせられる。楽曲は災害映画の楽譜のように編まれ、ビルの壁が落ち、橋が折れると、電子の音の層が破壊の振り付けに合わせて秒刻みで膨らみ、または断ち切れる。音は演出に従い、筋書かれた崩落の一つひとつが、それぞれの音の句読点を得る。
今度のレースは、大災害の只中の街が舞台——崩れるビル、姿を変える地形が、コースをリアルタイムで一変させる。絶え間ない混沌と予測不能さが、引き込まれる見世物を生む。切れ味鋭く荒々しく、猛烈に壮観。過剰さを極限まで押し上げ、どのレースも終末的な追走に変えるオフロードレースだ。