Ni no Kuni - Wrath of the White Witchのレビュー
リアルタイムで昇華されたジブリのアニメーション──水彩の背景、愛らしい生き物、やわらかな光が、おとぎ話のように美しい物語をつくる。スタジオジブリとの協働が、唯一無二の一貫性とやさしさを与える。豪奢で温かなこのアートディレクションは、遊べるアニメ映画と称される。
久石譲とスタジオジブリの手による音楽が、荘厳なメインテーマからたおやかな旋律まで、おとぎ話のような美しさのオーケストラを繰り広げる。どの王国も、大作アニメーション映画の魔法と驚きを呼吸する。豪奢で心打つこの交響的な広がりが、作品を忘れがたい音楽の物語にする。
母の死に打ちのめされた幼い少年が、母を取り戻せるかもしれぬ並行世界へとたどり着く。アニメーション映画のような優美さで語られる物語は、喪失、勇気、そして希望を、胸を打つやさしさで描く。やさしく深いこの成長の寓話は、子どもにも大人にも等しく刻まれる。
ジブリが手がける魅惑の世界を、イマージェンを捕まえ、進化させ、チームを詰めながら巡る行為が、各地方が新たな地平を開く収集と戦闘の循環を生む。心に響く物語を追うことが好奇心に報いる。イマージェンのシステムは時に分かりにくいが、世界の魔法が、数十時間にわたり心を掴む。
ジブリが手がけたこの幻想世界を巡るオリバーの旅は、ダンジョンや謎解き、心躍る土地の往復に彩られた長い成長物語として広がる。イマージェンの捕獲・育成や錬金コンプ要素が本筋を超えた収集の楽しみを加え、その規模感は今も語り草のJRPGだ。