Ori and the Will of the Wispsのレビュー
発光する森、きらめく水面、降りそそぐ粒子。ここではすべてが光で描かれているかのようだ。奥行きある背景と絹のようなアニメーションが一つひとつの跳躍を昇華させ、難度の前にまず心を揺さぶる幻想の見世物へと変える。
ガレス・コーカーはニウェンの森を、抒情的なオーケストラと、おとぎ話すれすれの霊妙な合唱で包む。息もつかせぬ逃走では音楽が膨らみ、景色の前では宙づりになり、物語の喪失を悼む。その映画的な息づかいが跳躍と落下の一つ一つに寄り添い、オリの旅の情感を、長く心に残る繊細さで運ぶ。
かつての宿敵から生まれた幼いフクロウ、クーを引き取った守護精霊オリは、彼女とともに、朽ちと呼ばれる災いに蝕まれた遠い森ニーウェンへ飛び立つ。嵐が二人を引き裂き、クーの翼は折れ、彼女を捜す旅は、死にゆく大地を救う旅となる。行く手には、拒絶に傷ついた孤独で異形のフクロウ、シュリーク。
滑空し、舞い、壁から壁へ跳ね回る感覚は、数あるメトロイドヴァニアでも屈指の流麗さだ。深みを増した戦闘は手数を広げつつ軽やかさを損なわず、逃走シーンの緊張感も格別。技術的な引っかかりは残るが、跳躍の精度と読みやすいレベルデザインのおかげで、移動そのものが今も純粋に心地よい。
壁を滑り、舞い、敵から敵へと跳ね回る。移動はまるで空中の振付のように流れる。戦闘は鋭さを増し、世界は秘密の網のように広がっていく。動きの優美さと風景の美しさが探索を陶酔的にし、前へ進みたい衝動が途切れることはない。