Patapon 2 - Don-Chakaのレビュー
色彩豊かな背景に映える黒いシルエット、リズムを刻む部族、そぎ落とされたデザイン──本作は、息をのむ独自性のミニマルな美意識を打ち立てる。鋭い対比と太鼓の律動に合わせたアニメーションが、ひと目でそれと分かる個性をつくる。大胆で洒脱なこのアートディレクションは、他に並ぶものがない。
ゲームのまさに核心で、唱和される部族の歌が、心奪う「パタ・パタ・パタ・ポン」の音とともに、あらゆる行動にリズムを刻む。音楽はそのままゲームプレイとなり、太鼓に従うことが、催眠的なトランスのなかで軍を進めることになる。リズムと戦略を融合させたこの天才的な発想が、本作の抗いがたい独自性のすべてを成す。
続編は、新たなユニット、新しい力、より練り込まれた進化システムで、リズムの公式を豊かにする——太鼓のトランスはそのまま、戦略はより豊かに。ノーミスで号令をつなぎ、凄まじいボーナスを引き出す快感が、痺れる満足をもたらす。粋で奥深く、相変わらず心を奪う。すでに天才的な発想を、裏切らずに磨いた第二作だ。
リズムを叩き込んで部族を率い、新たな命令を解放し、Patapon を進化させる流れが、原典の音楽と戦略の融合をさらに深める。戦利品集め、変化に富んだ面、威圧的なボスが目標と報酬を繋ぐ。リズムの習得曲線は依然として厳しいが、加わった奥行きとグラフィックの愛嬌が、長続きする耳に残る魅力を保つ。
太鼓の音で部族を率いることは、リズムと戦略を、ステージ、進化、素材集めに富んだキャンペーンのなかで織り交ぜる。リズムの連係を極め、パタポンを進化させ、すべてを解放する時間は、長く費やされる。音楽と戦術を結びつけたこの独特のループが、リズムゲーム好きが味わう寿命を差し出す。