Rockstar San DiegoとRockstar Gamesが2004年に北米・欧州・日本で発売した三人称視点シューター「Red Dead Revolver」、Red Dead Redemptionに先立つサンドボックス西部劇。二人のガンファイターがアメリカ西部の荒野で決着をつける物語で、Max Payne譲りのバレットタイム銃撃、本格スパゲッティウェスタンの雰囲気、エンニオ・モリコーネの音楽が揃った一作だ。
Red Dead Redemptionに先立ち、その舞台とブランド名を用意したRockstarの西部劇。広く流通し入手は容易で相場も低いが、巨大化したサーガの直接の祖先を持つという系譜効果でブランド完全主義者を惹きつける。魅力は製造上の希少性より、この原点という地位にある。
Red Dead Revolverは2026年でも遊ぶ価値がある?
2004年にPS2で発売されたRockstar San Diegoの本作は、後に大きなシリーズへ育つものの礎を据え、セルジオ・レオーネの映画美学に浸された機敏な西部劇シューティングを提示します。スローで弱点を狙いながら抜くピストルの決闘の仕組みが、ジャンルの緊張を見事に捉えます。埃っぽい美術、マカロニウエスタン調の音楽、過剰な笑いが、味わい深い空気を編みます。細切れの構成とむらのある難度は気になりますが、Red Deadの原点が気になる層と西部劇好きに勧められる礎の佳作です。