Ridge Racer 7のレビュー
美術は、横滑りを大きな主題にする。どの旋回も長い制御された滑りで取られ、車はタイヤ煙の尾を引いて横向きに回り、黒い筋が路面を刻み、車体は荷重に傾く。写実を離れ、ゲームはドリフトのアーケードの純度を讃える。そこでは、滑らせて保った走行線の優雅さが、コースの理想線より物を言う。
音楽は、運転と一つの環を成す。横滑りを保つとニトロの計器が満ち、音楽はこの高まりに応える。トランスの音が備蓄の充填につれ濃くなり、推力を解き放つ瞬間に恍惚の頂で弾ける。単なる選曲ではなく、楽曲はドリフトブーストの所作に合わせ、律動を、背景ではなく運転の直の返しにする。
ドリフトこそ王、それを高解像度で昇華する——コーナー進入での制御された滑りを使いこなすことが、技術的でありながら痛快な走りの個性になる。速度感は純粋なまま、ライン取りは明快で、完璧な軌跡を描くたびに即座の誇りが湧く。優雅で切れ味鋭く、コースに満ちた、ドリフトの妙技を眩い気前のよさで祝うアーケードレースだ。