Rock Bandのレビュー
画面は四つの譜読みを同時に抱えねばならない。鮮明な色で塗り分けられた縦の三本のノーツ道、そして歌声の音高を実時間で示す横向きの譜。楽器ごとに幅も質感も変えてあるため、四人が一台のテレビで自分の担当を読み違えることがない。
礎となる賭けは原盤の使用だ。楽曲は再演ではなく分離された各パートで提供されるため、演奏を外せばその楽器が本当にミックスから消え、バンドは片腕を失う。ザ・フーやニルヴァーナの曲の途中で自分のギターが消えるのを聴くことこそ、この分野が発明した最も効く罰なのだ。
ギターに、ドラムに、マイクにと、四人でリビングに集ってリズムを刻む——それが、驚くほど精密で和やかな音楽体験を成り立たせている。音符をひとつずつ重ねながら共に奏でる感覚は、今なお高揚を誘う。いまや入手しづらい専用コントローラーに依存しているとはいえ、その手応えと楽しさが少しも色あせていないリズムゲームの核を、しっかりと宿している。