Romancing SaGa 2のレビュー
伊藤賢治の筆がここで一つの頂に達する。最終決戦で高まりゆく、いまや伝説となった戦闘曲がその象徴だ。勇壮な行進曲から、より親密な楽章まで、その音楽は、築き上げる帝国の一つひとつが壮大に響く自由な物語の野心と見事に呼応する。
数世紀にわたり、ある帝国の血脈が七英雄の循環する脅威に立ち向かい、その戦いを世代から世代へと受け継いでいく。時が実際に流れ、君主が次々と移り変わるこの異色の物語的野心が、語りに稀有な叙事的スケールを与える。抑制の効いた筆致は、省略が映さぬものを想像する余地をプレイヤーに委ねる。この王朝の絵巻は、深く刻まれる独自の力を保ち続けている。
世代継承こそ独自性だ。幾世紀にもわたり帝国を築き、技や発展を後継者へ受け継ぐ。地図はほぼ自由に開き、依頼は好きな順で進められ、閃きの育成は試行錯誤を報いる。この非線形のサガは何度でも遊べ、一周ごとに異なる道筋を刻む。