Shantae: Half-Genie Heroのレビュー
ジェイク・カウフマンが煌めくチップチューンと中東風ポップを掛け合わせ、踊るようでいてプラットフォームの推進力にもなる音楽を生んだ。各ゾーンに耳に残るテーマ、うねるパーカッションと甘いメロディが、シャンティの陽気な気質に寄り添う。パッドを置いた後も口ずさんでしまう。
生き生きとした手描きアニメに支えられ、面白さは何より変身システムから生まれる。能力を解放するたび移動の幅が組み替わるのだ。ステージの行き戻りは好みが分かれるが、シャンティの操作はしなやかで正確なまま。色鮮やかで気前よく、ユーモアたっぷり。今も気兼ねなく味わえるプラットフォーマーだ。
ひと踊りで猿や象、人魚に姿を変える――ただそれだけで各ステージに愉快な遊び心が宿る。色鮮やかな背景、からかうような会話、いたずらっぽい雰囲気が終始笑顔を絶やさせない。探索は好奇心に報い、能力はなめらかに連係し、全体が抗いがたいポップな魅力を放って隅々まで漁りたくさせる。