Shin Megami Tensei - Digital Devil Saga 2のレビュー
美術は、貪りに宿命づけられた体を演出する。エンブリオン部族の面々は、生き延びるため貪らざるを得ぬ飢えた悪魔へと変える印、アートマを負い、図像はこの肉の恐怖を引き受ける。異様な変異、開く顎、人と獣のあいだの雑種の輪郭。灰色の工業的な世界は、終末の暗い美学に浸る。
音楽は、部族的な打楽器とぴりついたロックを結ぶ。ショウジ・メグロは、儀式の太鼓、喉を鳴らす詠唱、歪んだギターを共存させる楽曲を作り、コンクリートの世界に囚われた部族さながらに、古きと電気的なものを娶らせる。戦いは打ちつける律動と張り詰めたリフを伴い対決を押し、重い場面ではほとんど典礼めいた声が立ち上る。
死にゆく世界からの逃避行を続ける一行は、すべてを呑み込む太陽と、自らの本性をめぐる究極の真実に対峙する。この結末は、自由意志と贖罪をめぐる思索をさらに推し進め、大胆な形而上的フィナーレへと至る。濃密で胸を引き裂くこの幕切れが、ジャンル屈指の異色の絵巻を締めくくる。