Skullgirls 2nd Encoreのレビュー
すべて手描きのアニメーション、1940年代カートゥーンへの華麗なオマージュ。アール・デコの曲線、ピンナップのヒロイン、一枚ずつ描かれた何千ものコマ。対戦ものでは稀なこの驚異的な滑らかさが、あらゆる一撃を目の御馳走に変える。
ジャズが稀なる優雅さで主導権を握る。山根ミチルとヴィンセント・ディアマンテが、ピアノ、金管、弦をレトロなキャバレーの空気の中でスウィングさせ、狂騒の二〇年代の美意識に重ねる。各ファイターに与えられた躍動的で劇的なテーマ。この温かな音の個性が、本作を同ジャンルのどの作品とも一線を画させる。
ほとんど非現実的なほど滑らかな手描きアニメーションが、競技シーンに認められる奥行きの対戦システムをまとう。カスタマイズ可能なアシストと緻密なコンボ管理が技術に報い、完備したストーリーモードと丁寧な音声が全体を肉付けする。キャラ数は控えめで技術的な壁も人を選ぶが、絢爛たる2D格闘としてその輝きは少しも色あせない。