Splatoon 2のレビュー
シオカラーズを筆頭とする架空バンドのパンクポップな勢いが、インクの世界に小生意気な瑞々しさを与える。はじけたリフ、イカ語に加工されたボーカル、神経質なテンポが、ナワバリの小競り合いを活気づける。この唯一無二の音の個性が、楽しくも反骨的で、一試合一試合を小さなライブに変える。
敵を倒すより地面をインクで塗る発想はいまだ驚くほど新鮮で、ジャイロ照準はスティックだけでは出せない精度を生む。協力プレイのサーモンランも今なお見事に成立する。コンセプトの切れ味は健在だが、オンラインの活気が3に移ったぶん、現在の魅力はやや薄れている。
敵を倒しながら地面をインクで塗り広げる――その三分間の循環は完璧に調律されている。Splatoon 2は各試合を経験値や資金、新たな武器と装いを開くポイントで報い、「あと一試合」がすぐに三つも四つもになる。マップのローテーション、協力プレイのサーモンラン、そしてフェスが絶え間ない目新しさを供給し続ける。成長と着せ替えは収集心をくすぐる。留意点として、オンライン対戦の競技性は苛立ちを生み、雪辱を望むあまりプレイが長引くこともある。