SteamWorld Collectionのレビュー
世界観は思いがけない交配の上に立つ。蒸気で動く機械と西部劇の図像。つば広の帽子、酒場、打ち捨てられた坑道。いずれも画素を置く手法ではなく、柔らかな輪郭の手描きで起こされている。収められた二作はこの意匠を共有しつつ、正反対の画面の取り方へ適用する。一方は狭い地下、他方は開けた大地だ。
編成もまた二つの出自を交配させる。西部の色合いには生ギター、ハーモニカ、低音弦。そこへ蒸気の噴き出す音と金属の打ち合う音が打楽器として組み込まれる。一作目は掘り進む作業に合わせて間を取った主題を好み、二作目は素早い移動に寄り添う、途切れない曲を選ぶ。