Tekken 5のレビュー
丁寧なリアリズムで造形された戦士たち、壮麗な闘技場、練り込まれた光──格闘ゲームが、高度な技術的気品に達する。アニメーションのなめらかさと背景の豊かさが、戦いのひとつひとつを引き立てる。洗練され切れ味あるこの視覚の精緻さが、世代末期のナムコの熟達を物語る。
尖って折衷的な音楽が、エレクトロ、テクノ、ロックを織り交ぜ、戦いの猛烈なテンポに寄り添う熱量を生む。どのアリーナにも、最も張りつめたものから最もグルーヴィーなものまで、闘士の個性を際立たせる洒落た主題がある。シリーズの証たるこの洗練された音の個性が、ひとつひとつの攻防を気概とともに奮い立たせる。
原点回帰を掲げた本作は、見やすさと均衡が極めて優れた3D格闘を磨き上げている。横移動、地上での連係、そして膨大なロスターは、やり込みに応えながらも初心者を遠ざけない。操作の滑らかさと正確さは今なお非の打ちどころがない。家庭用機におけるシリーズの頂点として、好事家を今も魅了する奥深さを保ち続けている。
3D格闘の最も完成された姿——巨大なロスター、手本のように滑らかな攻防、そして何年もの鍛錬に報いる奥深さ。操作はとっつきやすいまま、どのキャラも技術の宝を秘める。壮観で均衡が取れ、大勢でも見事。世界中で絶賛される、対戦の揺るがぬ頂点のひとつだ。
シビアなタイミングで打撃を繋ぎ、相手を空中でジャグリングする——一ラウンドごとが絶えず再戦したくなる精密さの妙技へと変わる。膨大なキャラ陣とサブモードが練習を続けさせる。技術の奥深さは初心者を怯ませるが、この見やすさ、鋭さ、コンテンツの大盤振る舞いには、ファンが手放さない手応えがある。
あふれんばかりのロスターと、奥深い戦闘システムが、底の見えない伸びしろを開く。各キャラを極め、ファイターをカスタムし、対戦で渡り合うことが、際限なくパッドを握り直させる。この豊かさと、サブモードやレトロなアーケードが、主要な格闘ゲームという根強い評価を生む。