Tekken Tag Tournament 2のレビュー
常時二人一組という前提が画面の構図を変える。陣営ごとに二人が立ち、控えの一人は独自の待機動作で後方に残り、交代は振り付けられた受け渡しで行われる。物語の整合を気にせず集められた膨大な顔ぶれが有り得ない対戦表を可能にし、四人戦は過去にない密度で画面を埋める。
本作はミキサー卓をプレイヤーに開放する。初代まで遡る目録から曲を選び、当時の編曲のまま各ステージのサウンドを自分で組み立てるのだ。1994年の主題を2012年の舞台で聴き直すかどうかは各人の判断になり、シリーズの記録庫が誰もが並べ替えられる素材へ変わる。
コンボの最中に二人のファイターを入れ替えて連係を伸ばす——その妙味が、3D対戦に心地よい奥行きと見応えを与えている。膨大なキャラクター数と横移動は、やり込みにきっちり報いてくれる。シリーズにおけるタッグの技術的頂点として、滑らかな操作感と豊かさを保ち、今なお愛好家を満足させる。
二対二のチーム戦の華麗さの極み——ファイターを即座に入れ替え、凄まじいコンボや派手なタッグアサルトをつなぐ。膨大なロスターとシステムの奥深さが、初心者も熟練者も等しく報いる。切れ味鋭く気前がよく、見事な作り込み。タッグの公式を心躍る濃密さで昇華した、3D対戦の指標だ。