アクションも選択肢式の会話もなく、すべてを推理力に賭けた捜査ゲームだ。小さな会社が静かに送り出したため、地味な見た目が損をした。だがその仕掛けは見事。静止した光景を観察し、名前と物と関係を見抜き、穴埋め文を埋めて事件の経緯を組み立てる。古い銅版画風のアートと黒い笑いが、痛快なほど厳密な論理を引き立てる。Return of the Obra Dinn系の純粋推理を愛する者には必携。
The Case of the Golden Idolは2026年でも遊ぶ価値がある?
サイコロもハイライト表示の手掛かりもない、あなた自身が頭脳となる推理パズルだ。『The Case of the Golden Idol』は静止した場面を提示し、空欄を埋めながら犯人、動機、凶器を名指しすることを求める。閃きの快感は途切れず、全事件を結ぶ大きな絵が注意深さに報いる。古い銅版画調の絵柄には意図された荒々しい魅力があり、万人向けではない。だが陰惨な筆致と推論の厳密さは、近年屈指の推理ゲームたらしめている。今なお手強い。