TimeSplitters 2のレビュー
原理は食い違いにある。背景は各時代を真面目に組み直すのに、そこを歩き回るのは頭が過大で手足の伸び縮みする、漫画映画さながらの人物たちだ。屍者と宇宙飛行士と背広を着た猿が、詫びるそぶりもなく同じ肖像の並びに収まっている。
グレアム・ノーゲイトの手による音楽が、70年代のファンクから西部劇、未来的なエレクトロまで、横断する時代ごとに姿を変える。どのステージも、尖って心躍る、固有の音の色を帯びる。洒落て過剰なまでのこの折衷的な独創性が、このカルトFPSのはじけた個性のすべてを成す。
奇抜な武器とありえない敵のなか、決して真面目ぶらないFPSで時代を渡り歩く。稀有なほど充実した多人数モードが、四人対戦のどれをも、爆笑必至で予測不能な混沌に変える。切れ味鋭いテンポと見やすいアクションが全体を支える。直接的で気前よく尽きることがない、家庭用で友と暴れる頂点だ。