TimeSplitters - Future Perfectのレビュー
物語の前提が、珍しい作業を強いる。コルテスは別の時点から来た自分自身と出くわすため、画面は同じ人物を二度映さねばならない。見分けは装いと、通ってきた時代の痕跡による。各面はその邂逅のために設計され、二人がすれ違える幅の通路が用意されている。
四つの音からなる同じ動機が、衣を替えながらすべての時代を渡っていく。六十年代には電子オルガンと金管、現代の場面には埃っぽいギター、未来には冷たい合成音、ヴィクトリア朝のスコットランドにはバグパイプ。この核を多様な変装の下から聞き分けることが、もう一つの遊びになる。
時渡りは、自分自身と協力するための仕組みとして扱われる。分身から物を受け取り、のちにその物を分身へ渡し、以前わけも分からず開くのを見た扉を自分の手で開ける。フリー・ラディカルは逆説を最後まで引き受け、そこから最良の笑いの場面を引き出す。
猛烈な撃ち合いと風変わりなユーモアの融合であるこのFPSは、時代も、奇抜な武器も、ありえない敵も数多く盛り込む。だがこれを定番たらしめるのは、際限なくカスタマイズできる多人数プレイだ——混沌と笑いが決して収まらない四人対戦。直接的で気前がよく、何度でも遊べる。家庭用で友と暴れる定番作だ。