VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Actionのレビュー
ガロードはサイバーパンクの酒場を、ふくよかで夜更けのシンセウェイブで包む。外にネオンの雨が降るなか、酒を注ぐのにこれ以上ない。プレイヤーはジュークボックスで曲を選ぶことさえでき、レトロフューチャーに脈打つ憂いのある音色が、立ち去りがたい静謐な空気を醸し出す。
ネオンに沈むサイバーパンクの巨大都市、バーのカウンター越しにカクテルを作り、ただ耳を傾ける。アンドロイドにハッカー、迷える者たち、客は人生をさらけ出し、一杯の酒が時に助言以上の意味を持つ。戦闘はなく、都会の孤独とささやかな尊厳をめぐる磨かれた会話だけ。この親密な筆致がカルト的支持を集めた。