1080 Snowboardingのレビュー
『1080°スノーボーディング』は、けばけばしいアーケードから離れ、真摯な山の写実を狙う。信憑性ある雪の斜面、丁寧なスノーボードの物理、そして滑走の感覚を掴むパウダーと速度の表現。任天堂EADのアートは、張り詰めて没入的なスポーツの空気を育む。当時の家庭用スノーボードの規範たる、自然主義的で技術的な美学だ。
サウンドトラックはオルタナティブロックと電子音を混ぜ、滑降の熱量に寄り添う。張り詰めたリフ、力強いリズム、そして斜面での加速に付き従う高まり。音楽は、色鮮やかなアーケードより暗い、真摯なエクストリームスポーツの空気を敷く。作品の写実的な調子と噛み合う、精力的で没入的な伴奏だ。