Akumajou Special - Boku Dracula-kunのレビュー
コナミは自社のゴシックな世界を、まるごと喜劇の語法へ裏返す。若い吸血鬼は丸い均整で描かれ、おなじみの怪物たちは笑う生き物に変わり、城は構造こそそのままに鮮やかな色をまとう。元の系列との落差、それがこの作品の絵の狙いのすべてだ。
主題は元の系列の言い回しを引き継ぎながら、長調で、軽やかな速度で奏でられる。絵が仕掛けたのとまったく同じ裏返しが、ここでも起きているわけだ。音色は澄み、低音は跳ね、ゴシックの譜面で最もよく知られた動機が、あからさまに楽しげな姿で戻ってくる。