Aladdinのレビュー
ディズニーのスタジオが描いたアニメーション──驚異的になめらかなスプライト、玉虫色の色彩、賑わう東洋風の背景が、稀なる美しさの遊べるアニメ映画をつくる。描線のしなやかさと色合いの豊かさが、魅力にあふれている。丁寧で豪奢なこのアートディレクションは、いまも16ビットプラットフォーマーの頂であり続ける。
トミー・タラリコはディズニー映画の主題を、思いがけない広がりでFM音源へ移す。東方風の金管、市場の打楽器、アグラバーの屋根を越える笛の飛翔。編曲は場面ごとに色を変え、市場の追跡劇から魔法の洞窟へと移ろう。乾いた音と評された機械での細工仕事。