Arc Rise Fantasiaのレビュー
イメージエポックが築くのは浮かんでいる世界である。大陸は側面の削れた宙吊りの塊で、道ではなく係留の港で結ばれ、街は歩廊と釉薬の瓦屋根で縁にしがみつく。人物たちは澄んだ色鮮やかな動画調の線で描かれ、この青い虚空の眺望の上であえて浮き立つようになっている。
物語は不服従から始まる。帝国に仕える兵士が、自分の属する教団が選ばれし者と称する少女を保護し、公式の記述が事実を都合よく整えていることに気づき、上意と自分が見たものとのあいだで選ばねばならなくなる。味方が割れるにつれて語りは険しくなり、終盤が突きつけるのは力ではなく教義の問いである。