Assassin's Creed - Ezio Sagaのレビュー
フィレンツェの屋根の上から陽光あふれるカリブ海まで、驚くほどの広がりをもつ歴史の再現──どの時代も、めまいがするほどの細部へのこだわりとともに甦る。建築の一貫性と練り込まれた光が、歴史を豪奢な遊び場へと変える。広大で丁寧なこの視覚的野心が、歴史オープンワールドを定義する。
イェスパー・キッドの手による音楽が、アンビエントの音層、霊妙な合唱、ルネサンスの響きを織り交ぜ、エツィオのイタリアを彩る。胸を打つ憂いをたたえた崇高な「Ezio's Family」は、たちまち讃歌となった。洗練され雰囲気豊かなこの音の個性は、シリーズ屈指の美しさを誇る。
エツィオ・アウディトーレの生涯まるごとを一つに束ねたこのサーガは、イタリア・ルネサンスを背景に、フィレンツェの貴族が復讐から悟りへと至る道のりを描く。陰謀、喪失、そして意味の探求が、ビデオゲーム屈指の見事な人物の成長譚を織り上げる。数十年にわたり英雄が成長し老いていくさまが、物語に稀なる奥行きを与える。
三つの冒険を一つにまとめ、エツィオの成り上がりを追う——それは、爽快なパルクール、潜入、豪奢なルネサンスの街並みの何十時間もを意味する。建物の壁を登り、標的へ舞い降りる感覚が、即座の自由をもたらす。豊かで気前がよく、見事に演出された、一気に味わうべき外せない三部作だ。
大聖堂や屋根を駆けのぼってシンクロし、群衆に紛れてから隠し刃で仕留める一連の流れが、次の目標へと誘い続ける都市の自由を生む。契約や宝箱、集めるべき羽根が探索を絶えず再開させる。尾行任務にはやや退屈さも漂うが、パルクールの優美さとルネサンス世界の濃密さが長く心を捉えて離さない。
復讐に燃える若きフィレンツェの男から、白髪のコンスタンティノープルの導師まで、エツィオの全行程が一つに収まる。街の再建、組織の秘密の探求、あらゆるサブ挑戦の踏破には相応の時間がいる。一人の成熟を通して味わえる体験は今も鮮烈で、薦められる名作だ。