Assassin's Creed IIIのレビュー
真の舞台は都市ではなく辺境だ。木から木へ駆け抜けるアメリカ北東部の森は四季で地形の読み方を変え、深い雪は巡察隊を鈍らせ、緑の夏は獲物に満ちる。植民地時代の木組みと煉瓦のボストンとニューヨークは、全てを支配するこの自然の中に築かれた開拓地の切れ間に見える。
ローン・バルフは交戦する二つの音楽語法を混ぜ合わせる。前進する機械のように響く正規軍の太鼓と横笛、そして酒場やダヴェンポート邸に結び付いた、より自由な植民地のフォークヴァイオリン。主題は両者を混血の疾走に溶かし、コナーが出自を想う瞬間には先住民の歌が浮かび上がる。
どんでん返しは序章で訪れる。最初の数時間はヘイザムとして遊び、情が移った頃に彼がテンプル騎士だと明かされるのだ。母からモホークの血を継ぐ息子コナーは、どちらが勝っても故郷の村を裏切る革命のために戦う。父と子は全てを知った上で対峙し、独立戦争は無垢を失う。